9月25日(金)2限目、2年2組で総合的な学習の時間が行われていました。これは美術と連携した取組であり、テーマは「困難に負けないゆるくないゆるキャラを社会に発信しよう」というものです。生徒たちは、臨時休業中に配信された動画を振り返りながら、ゆるキャラをデザインすることになった意義を想起していました。その動画では、人類は歴史上多くの感染症と闘い乗り越えてきたが、その度にアートの力が大きな役割を果たしてきたことを紹介しています。生徒たちは授業再開後にデザインを持ち寄り、互いにアドバイスを交換しながらゆるキャラのデザインを高めてきました。今日は、その成果を社会に向かって発信していくためのポスターセッションを各自が行うための中間評価(モニタリング)の時間として設定されていました。
9月23日(水)、清掃をカットして学校祭の振り返りの時間が20分間設けられました。生徒たちは、プロジェクト活動の時間ごとに書き綴ってきたOPPシートを見返しながら、自分たちの活動の歩みを振り返っていました。特に「チームワーク力」と「問題解決力」については4段階で自己評価し、今後の課題も書き込んでいました。また、来年度の学校祭に向けての提言も書いていました。この学校祭部門プロジェクトを通して、生徒たちは何を学んだのでしょうか。今なら「チームで一つのことを成し遂げるために大切なことは何か」という問いに対して、どう答えるのでしょうか。自分たちの成長を実感して欲しいと思います。そして、この活動で学んだことを、これからの学校生活や人生に生かしていって欲しいと思います。
毎週月曜日の15時20分から15時45分の時間帯に「自ら学ぶ力 向上タイム」が設けられることになりました。毎週月曜日は、清掃をカットすることで生み出された時間をこれに充てます。6限終了から帰りの会までの時間です。早速、本日9月7日(月)からスタートしました。この時間は、一人で黙々と課題に向き合う時間ではありません。「わかる」「できる」生徒は、積極的に教えにいく中で、自らの学びをより確かなものとして向上させていくことを目的としている時間です。逆に「わからない」「できない」生徒は、人に教えてもらいながら課題を進める中で、一人での学習になった場面でも、自分の力で課題を進めていける力を向上させたり、学習のポイントを獲得したりすることを目的とした時間です。生徒同士で教え合い・学び合う姿が見られました。
9月4日(金)4限目に、3年1組英語(発展コース)の授業が行われていました。修学旅行をテーマに自分たちで問い(質問)を創るという授業です。生徒たちは、I had wonderful days in Fukui prefecture. という英文のタイトルだけを見て問い(質問)をグループで考えていきます。その上で、自分たちで創った問いを解決するために英文を読むという授業構成になっていました。授業終了後に生徒たちにインタビューしてみました。生徒からは、「疑問文(問い)を作成するのはとてもむずかしいが、文法の確認ができるので勉強になる」、「問い(質問)を創ってから読むと、文章をより深く読もうとする」という感想が聞かれました。
7月21日(火)2限目に、2年生の「総合的な学習の時間発表会」が体育館で行われました。2年生は、これまで新型コロナウィルス感染症を題材にして学習に取り組んできました。学習課題は「ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ちながら、心のつながりを維持・強化していくにはどうすればいいだろうか?」です。子どもたちは、長期の臨時休業中や再開した学校での生活を振り返ることで、現在の自分たちの生活を「自覚」していきました。そして、新型コロナウィルス感染症やその拡大防止対策(新しい学校生活様式)を「吟味」する活動を通して、科学的な知識を獲得してきました。その上で、教師が作成した学校における感染予防対策マニュアルを自分たちの手で加除・修正、つまりは「更新」していくという学びを展開してきました。本時は、その成果をもとに各学級ごとに、新しい進明中の生活スタイルを提案していました。パワーポイントで作成したスライドとナレーションでわかりやすく説明したり、時には寸劇などを取り入れて楽しく表現したりするなど、どの学級の発表にも創意工夫が見られました。この時間の模様は、本校ホームページの専用ページを使って動画で配信する予定です。
7月21日(火)4限目に、初めての学校祭部門プロジェクトが行われました。今年度の学校祭のスローガンは、「熱中症対策とコロナウィルス感染防止対策を踏まえながら、心のつながりをつくり、一人一人の笑顔の花咲く学校祭にしよう」です。そのために、全校生徒が5つの部門(応援・制作・校内装飾・レクレーション・メディア)に分かれ、縦割りで活動を進めていくことになりました。今日はその1回目の活動です。初めて集うメンバーで、これからの計画を立てていきます。本時は、活動目標(チームで大切にしたいこと)やプロジェクトゴール(どんな企画、作品、活動にしたいか)を中心に話し合いを進めていました。今までとは違った全く新しいスタイルの学校祭となります。熱中症やコロナウィルス対策を図りながら、どんな学校祭を創り上げていくのか。今後の生徒たちの活躍に期待します。
3年生の社会科歴史の授業です。貿易のシミレーションゲームを通して、世界恐慌を体感するという授業が行われていました。限られた資源や技術を使って商品をつくり、それを売ってできるだけたくさんのお金を稼いでいきます。活発に生産活動を行う豊かな国がある一方で、資源も道具もなく、働くことさえできずにぼっーとしている貧しい国もあります。そんな中、世界恐慌が起こります。各国が困窮する中、恐慌の影響をほとんど受けずに順調に売り上げを伸ばす国もあります。さて、その差は何なのでしょうか。現代社会の構造を簡略したこのゲームを通して、資本主義経済のしくみを体験として実感することができます。
紙(資源)に上の写真のような図形を定規やコンパス(技術力)を使って描き、ハサミで正しく切り取り世界銀行(教師)に持ち込めばお金になります。分度器の形は1億円、半径4㎝の円ならば7億円になります。
配られた袋の中には、道具や紙、お金が入っています。しかし、班(国)によって中身が違います。ハサミがない国は、どうやって切り取ればよいのでしょうか。
限られた資源と技術を使って生産を始めます。自分の班(国)にないものを他班(他国)からお金で買い取ったりレンタルしたりしようとする班(国)があらわれます。
できあがった商品を教師(世界銀行)に買い取ってもらいます。規格通り正確に作られているか、教師(世界銀行)の厳しい検閲があります。粗悪品は買ってもらえません。
結果は上の写真の通りです。1班は世界恐慌の影響を受けずに順調に売り上げを伸ばし、314億円も稼ぎ出しました。さて、この国はいったいどこなのでしょうか?