毎週月曜日の15時20分から15時45分の時間帯に「自ら学ぶ力 向上タイム」が設けられることになりました。毎週月曜日は、清掃をカットすることで生み出された時間をこれに充てます。6限終了から帰りの会までの時間です。早速、本日9月7日(月)からスタートしました。この時間は、一人で黙々と課題に向き合う時間ではありません。「わかる」「できる」生徒は、積極的に教えにいく中で、自らの学びをより確かなものとして向上させていくことを目的としている時間です。逆に「わからない」「できない」生徒は、人に教えてもらいながら課題を進める中で、一人での学習になった場面でも、自分の力で課題を進めていける力を向上させたり、学習のポイントを獲得したりすることを目的とした時間です。生徒同士で教え合い・学び合う姿が見られました。
9月4日(金)4限目に、3年1組英語(発展コース)の授業が行われていました。修学旅行をテーマに自分たちで問い(質問)を創るという授業です。生徒たちは、I had wonderful days in Fukui prefecture. という英文のタイトルだけを見て問い(質問)をグループで考えていきます。その上で、自分たちで創った問いを解決するために英文を読むという授業構成になっていました。授業終了後に生徒たちにインタビューしてみました。生徒からは、「疑問文(問い)を作成するのはとてもむずかしいが、文法の確認ができるので勉強になる」、「問い(質問)を創ってから読むと、文章をより深く読もうとする」という感想が聞かれました。
7月21日(火)2限目に、2年生の「総合的な学習の時間発表会」が体育館で行われました。2年生は、これまで新型コロナウィルス感染症を題材にして学習に取り組んできました。学習課題は「ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ちながら、心のつながりを維持・強化していくにはどうすればいいだろうか?」です。子どもたちは、長期の臨時休業中や再開した学校での生活を振り返ることで、現在の自分たちの生活を「自覚」していきました。そして、新型コロナウィルス感染症やその拡大防止対策(新しい学校生活様式)を「吟味」する活動を通して、科学的な知識を獲得してきました。その上で、教師が作成した学校における感染予防対策マニュアルを自分たちの手で加除・修正、つまりは「更新」していくという学びを展開してきました。本時は、その成果をもとに各学級ごとに、新しい進明中の生活スタイルを提案していました。パワーポイントで作成したスライドとナレーションでわかりやすく説明したり、時には寸劇などを取り入れて楽しく表現したりするなど、どの学級の発表にも創意工夫が見られました。この時間の模様は、本校ホームページの専用ページを使って動画で配信する予定です。
7月21日(火)4限目に、初めての学校祭部門プロジェクトが行われました。今年度の学校祭のスローガンは、「熱中症対策とコロナウィルス感染防止対策を踏まえながら、心のつながりをつくり、一人一人の笑顔の花咲く学校祭にしよう」です。そのために、全校生徒が5つの部門(応援・制作・校内装飾・レクレーション・メディア)に分かれ、縦割りで活動を進めていくことになりました。今日はその1回目の活動です。初めて集うメンバーで、これからの計画を立てていきます。本時は、活動目標(チームで大切にしたいこと)やプロジェクトゴール(どんな企画、作品、活動にしたいか)を中心に話し合いを進めていました。今までとは違った全く新しいスタイルの学校祭となります。熱中症やコロナウィルス対策を図りながら、どんな学校祭を創り上げていくのか。今後の生徒たちの活躍に期待します。
3年生の社会科歴史の授業です。貿易のシミレーションゲームを通して、世界恐慌を体感するという授業が行われていました。限られた資源や技術を使って商品をつくり、それを売ってできるだけたくさんのお金を稼いでいきます。活発に生産活動を行う豊かな国がある一方で、資源も道具もなく、働くことさえできずにぼっーとしている貧しい国もあります。そんな中、世界恐慌が起こります。各国が困窮する中、恐慌の影響をほとんど受けずに順調に売り上げを伸ばす国もあります。さて、その差は何なのでしょうか。現代社会の構造を簡略したこのゲームを通して、資本主義経済のしくみを体験として実感することができます。
紙(資源)に上の写真のような図形を定規やコンパス(技術力)を使って描き、ハサミで正しく切り取り世界銀行(教師)に持ち込めばお金になります。分度器の形は1億円、半径4㎝の円ならば7億円になります。
配られた袋の中には、道具や紙、お金が入っています。しかし、班(国)によって中身が違います。ハサミがない国は、どうやって切り取ればよいのでしょうか。
限られた資源と技術を使って生産を始めます。自分の班(国)にないものを他班(他国)からお金で買い取ったりレンタルしたりしようとする班(国)があらわれます。
できあがった商品を教師(世界銀行)に買い取ってもらいます。規格通り正確に作られているか、教師(世界銀行)の厳しい検閲があります。粗悪品は買ってもらえません。
結果は上の写真の通りです。1班は世界恐慌の影響を受けずに順調に売り上げを伸ばし、314億円も稼ぎ出しました。さて、この国はいったいどこなのでしょうか?
6月29日(月)5・6 校時に生徒総会が行われました。今回は、感染症予防の観点から放送機器を利用して開催しました。校長先生からのお話の後、まず生徒会や各委員会の活動計画が話され、教室で聞いている生徒からの質問に答えました。
次に、学校祭に関する意見交換会を行いました。各クラスからの提案について、教室で話し合い、電話を使って質問をしました。様々な新しいアイデアが発表され、今後どのような準備をし、本番を迎えるのか、とても楽しみになりました。
最後に、縦割り活動の学級の組み合わせと各グループの色決めを行いました。各クラスの級長が番号を引き、最後に3年生男子級長による戦いの末、各グループの色が決まりました。学年を超えた活動を通して、生徒全員のつながりが深まる充実した活動にしていきましょう。
6月8日(月)の6限目に、令和2年度前期生徒会認証式が校内放送を使って行われました。執行部・常任委員長・係長を代表して生徒会長の藤井君が、代議員を代表して中島君がそれぞれ認証状を校長先生から手渡されました。認証式に引き続いて、生徒会執行部のスローガン「進明開花 ~優ネットで咲かせよう 笑顔の花~」が発表されました。
このスローガンには、かつて明治時代の人々が協力して困難に立ち向かい「文明開化」を成し遂げたように、コロナ禍で先の見えないこの令和の時代を、今度は私たちが力強く乗り越えられるような学校にしていきたいという思いが込められているそうです。また、「開花」の「花」という文字には、コロナウィルスの関係により、ソーシャル・ディスタンスが求められている今だからこそ、心の距離を縮め、安心感があり、笑顔の花があふれる学校にしたいという思いが込められているそうです。