« 生徒が創る体育の授業 | メイン | 道徳公開授業 »

2020年7月 9日 (木)

貿易ゲームで世界恐慌を体感する

 3年生の社会科歴史の授業です。貿易のシミレーションゲームを通して、世界恐慌を体感するという授業が行われていました。限られた資源や技術を使って商品をつくり、それを売ってできるだけたくさんのお金を稼いでいきます。活発に生産活動を行う豊かな国がある一方で、資源も道具もなく、働くことさえできずにぼっーとしている貧しい国もあります。そんな中、世界恐慌が起こります。各国が困窮する中、恐慌の影響をほとんど受けずに順調に売り上げを伸ばす国もあります。さて、その差は何なのでしょうか。現代社会の構造を簡略したこのゲームを通して、資本主義経済のしくみを体験として実感することができます。

Dsc_0791

 紙(資源)に上の写真のような図形を定規やコンパス(技術力)を使って描き、ハサミで正しく切り取り世界銀行(教師)に持ち込めばお金になります。分度器の形は1億円、半径4㎝の円ならば7億円になります。

Dsc_0784

 配られた袋の中には、道具や紙、お金が入っています。しかし、班(国)によって中身が違います。ハサミがない国は、どうやって切り取ればよいのでしょうか。

Dsc_0787

Dsc_0793

 限られた資源と技術を使って生産を始めます。自分の班(国)にないものを他班(他国)からお金で買い取ったりレンタルしたりしようとする班(国)があらわれます。

Dsc_0792

 できあがった商品を教師(世界銀行)に買い取ってもらいます。規格通り正確に作られているか、教師(世界銀行)の厳しい検閲があります。粗悪品は買ってもらえません。

Dsc_0796

 結果は上の写真の通りです。1班は世界恐慌の影響を受けずに順調に売り上げを伸ばし、314億円も稼ぎ出しました。さて、この国はいったいどこなのでしょうか?

アクセスランキング

進明中学校
進明中HPメニュー